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アイテム
1870 年代の通販商品に見る西欧女性服の実像
https://edo.repo.nii.ac.jp/records/59
https://edo.repo.nii.ac.jp/records/599441234d-b83c-40a1-b03a-9a643fc5f85a
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2013-12-13 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 1870 年代の通販商品に見る西欧女性服の実像 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 服装史 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | ファッションビジネス | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 百貨店 | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
著者 |
横田, 尚美
× 横田, 尚美 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | ルーヴル百貨店(18551974 年) の通信販売カタログを資料として, 1870 年代の西欧女性服の実像を明らかにするための研究の一環である。本論では, 「187677 年冬のファッションのイラスト・アルバム」のダイジェスト版を分析した。カタログでは, アイテム名, 素材, 色, 装飾, 形などが説明され, 価格が提示されている。注文の際に必要な採寸箇所なども明記され, 当時の女性服の特徴がわかる。カタログで販売されている既製服には3 つの形態があり, 現在ほど簡単に手に入れられるものではない。それでも支持されたのは, アイテムの豊富さ, 装飾の多様性, 素材の選択肢の広さからだ。顧客は現在と同様にデザインのバリエーションを求めていた。その一方で, どのアイテムでも黒い服が圧倒的に多い。モダニズムを象徴すると考えられてきた黒色は, 男性のみならず女性にも既に19 世紀後半から多用されてきたことも実証される。顧客にとって, カタログから服を選ぶことは, どこにいても最新ファッションを享受できるようになったということである。一方, 百貨店は布の販売から既製服にビジネスを広げたことがカタログからわかるが, それは布だけを販売するよりも付加価値をつけて服にして売った方が, メリットが大きかったからだ。カタログの分析によって, 当時の女性服の実像, 百貨店側の思惑と顧客の欲求が明らかになる。 |