@article{oai:edo.repo.nii.ac.jp:00000952, author = {関根, 理恵}, journal = {江戸川大学紀要, Bulletin of Edogawa University}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本研究の目的は,イタリアにおける文化遺産保護政策について,世界遺産『ヴェネツィアとその潟』を事例として取り上げ,公文書及び歴史資料の分析から,イタリアの文化遺産保護政策の歴史的経緯,国際法との関係,その内容等を確認するとともに,政策により施行された施策措置について考察することである。  本研究では,イタリア半島が統一される前の15 世紀まで遡り,イタリア半島が小さな王国によって割拠されていた時代の文化遺産保護政策を整理し,イタリア独自の文化遺産保護政策や修復に対する思想があったことを確認した。本研究によって明らかになったのは,以下の点である。  ① 文化遺産保護にあたっては,Vitruvius の『De Architectura』「建築書」が大きな影響を与えていた。  ②  文化遺産の保存修復には,古典建築を研究した建築家が担当し,古典建築の技法やOrder と呼ばれる古代建築の規律を取り入れて修復が行われていた。  ③  Leon Battista Alberti が担当したフィレンツェの歴史的建造物の修復は,以後の建築家に大きな影響を与えた。一方で,ヴェネツィアの文化遺産の修復では,その修復手法の影響があったものの,従来の有名建築家らによって著された建築に関する書籍によらない,独自の修復方法を試みた形跡がみられた。}, title = {イタリアにおける世界遺産保護に関する研究 Ⅱ}, volume = {30}, year = {2020}, yomi = {セキネ, ヨシエ} }