@article{oai:edo.repo.nii.ac.jp:00000908, author = {井上, 一郎}, journal = {江戸川大学紀要, Bulletin of Edogawa University}, month = {Mar}, note = {P(論文), 経済産業省が国として指定している伝統的工芸品の生産額は,1983 年(昭和58 年)に約5,400 億円でピークを迎え,1990 年(平成2 年)以降下降傾向に転じている。近年(2015~2017 年)の生産額は1,000 億円前後まで減じており、ピーク時の市場の約80% を失った計算となる。その原因として,日本の消費者の生活習慣の近代化,西洋化,さらには中国を始め外国から価格の安い競合製品が数多く輸入されるようになった点など挙げられる。  一方で,このような伝統工芸品業界にあって驚異的に売り上げを伸ばした企業も存在してる。本稿では,そのような成長企業の中から岩手県盛岡市で南部鐵器工芸品の製造販売を行っている「株式会社岩鋳」と富山県高岡市で高岡銅器などの製造販売を行っている「株式会社能作」の2 社に注目しクリステンセン(1997)が『イノベーションのジレンマ』において提示したフレームなどに当てはめ事例分析を試みた。  その結果,中国などから輸入される外国産製品は低価格設定を武器に,「ローエンド型破壊的イノベーション」を採用しているのに対して,岩鋳,能作の2 社は,「新市場型破壊的イノベーション」を採用し優れた製品戦略と流通戦略等によって成長していることが明らかになった。}, title = {伝統工芸産業市場の課題解決に向けた一考察― 市場の約80%が失われた平成の30 年間にあっても成長した企業事例研究をもとに―}, volume = {30}, year = {2020}, yomi = {イノウエ, イチロウ} }