@article{oai:edo.repo.nii.ac.jp:00000866, author = {土屋, 薫 and 須賀, 由紀子}, journal = {江戸川大学紀要, Bulletin of Edogawa University}, month = {Mar}, note = {P(論文), 長寿化とともに核家族化や少子化,さらに都市部以外で人口減少が進むということは,地域社会が自立した単位として存在することの難しさを予見させる。互いに支え合うべき住民だけでなく,それに伴ってまちづくりに積極的に参画しようとする地域住民の絶対数も減少すると考えられるからである。したがって,若い頃から地域に愛着を感じ,自分たちの住む地域をよりよいものにしていきたいという意識を持たせることは,これまで以上に重要な意味を持つ。  一方,交通手段が発達し,流動性の高まった現代社会においては,日常生活の移動範囲内に,自分と生活感覚や常識の異なる地域が数多く存在する。どの地域でもすぐさま自分の地域を異化してとらえる来訪者を受け入れられるし,誰でもすぐさま来訪者として自分の居住する以外の地域に赴くことができる。  地域への愛着意識とは,自分と馴染みのない地域においてストレス負荷がかかった際,その地域の人々に受け入れてもらえたときに生まれてくるものである。すなわち,来訪者が地域にとって異分子のままではなく,人間関係を築きながら地域に受け入れられていく中で,地域への愛着の意識が芽生えるものと考えられる。  本研究では,地域を異化する来訪者の視線について地域住民に還元する場を意識的に設けることで,同化に向けたベクトルの転換を図った。その際,既に地域と関係性を築いている大学生を,来訪者である高校生と地域社会の間に置いたところ,インタープリターとしてだけでなく,ストレスに対するバッファとしても機能することがわかった。萌芽的にではあるが,これは地域を支える循環的な社会関係資本の仕組みづくりにつながるものとして,位置づけることができる。}, title = {地域を支える社会関係資本形成の仕組みの構築 −まち歩きによる地域への愛着意識の醸成に向けて−}, volume = {29}, year = {2019}, yomi = {ツチヤ, カオル and スガ, ユキコ} }