@article{oai:edo.repo.nii.ac.jp:00000863, author = {山本, 隆一郎 and 川原田, 未由}, journal = {江戸川大学紀要, Bulletin of Edogawa University}, month = {Mar}, note = {P(論文), 目的:本研究の目的は,“母親と配偶者とのコミュニケーション・パタン”という夫婦間の相互作用のあり方と,“母親の子どもとの関係満足”という育児の肯定的な感情との関連を検討することであった。方法:千葉県柏市内の認定こども園2 園,幼稚園7 園,保育園2 園に在籍する未就学児の母親を対象にGoogleフォームにより構築されたweb 調査が実施された。調査に回答した母親のうち187 名(平均年齢37.99 歳,SD=4.76 歳)が解析対象であった。調査材料は,人口統計変数を尋ねる項目群,親役割満足感尺度の下位因子“子どもとの関係満足”に関する項目群,夫婦間コミュニケーション態度尺度であった。  結果:人口統計的特徴と母親の子どもとの関係満足との関連を検討したところ,夫婦の年齢や夫婦間の年齢差,世帯特徴(核家族もしくは拡大家族),子どもの数による子どもとの関係満足に有意な違いは確認されなかった。夫婦間コミュニケーション態度尺度の各因子のZ 得点に対し,階層的クラスタ分析を行ったところ,6種類の夫婦間コミュニケーション・パタン類型(第1 クラスタ:“お互い大好き型夫婦”,第2 クラスタ:“威圧型夫婦”,第3クラスタ:“亭主関白型夫婦”,第4 クラスタ:“無干渉型夫婦”,第5 クラスタ:“相互依存型夫婦”,第6 クラスタ:“夫片想い型夫婦”)が確認された。夫婦間コミュニケーション・パタン類型を独立変数,子どもとの関係満足を従属変数とする一元配置分散分析を行った結果,類型間に5%水準で有意差が確認された(F(5,180)=3.071,p=.011,η 2=.079,ω 2=.053)。多重比較の結果,クラスタ1“お互い大好き型夫婦”とクラスタ2“威圧型夫婦”との間に10% 水準で有意な差(p=.092)が確認された。  考察:夫婦間の相互作用のあり方は,母親の子どもとの関係満足に関連していることが示唆された。特に夫婦が互いに想いあっている関係性が満足感のある子育てに重要であること,また,少なくとも一方が関係をより温かいものにしようと努めることが母親の子育てを充実したものにする可能性が示唆された。}, title = {夫婦間コミュニケーション・パタンと母親の子どもとの関係満足との関連}, volume = {29}, year = {2019}, yomi = {ヤマモト, リュウイチロウ and カワハラダ, ミユ} }