@article{oai:edo.repo.nii.ac.jp:00000806, author = {親泊, 素子}, journal = {江戸川大学紀要, Bulletin of Edogawa University}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本論文は世界遺産の中で文化,自然,複合遺産としての登録だけでなく,新たに設けられた「文化的景観」としても登録をされている世界遺産に注目し,日本における新たな「文化的景観」の掘り起こしを提言するものである。平成29年(2017年)現在,日本においては21件の世界遺産が登録されているが,そのうち世界遺産の「文化的景観」のリストに登録されているのは,三重,奈良,和歌山県にまたがる「紀伊山地の霊場と参詣道」と島根県の「石見銀山遺跡とその文化的景観」の2件だけである。そこで沖縄の世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」に注目し,この世界遺産が「文化的景観」としても登録され得るかどうかについて検証してみた。  その結果,「琉球王国のグスク及び関連遺産群」は「文化的景観」に登録され得るカテゴリーの と の基準にあてはまり,特にこの世界遺産の遺跡や史跡の起源ともなった「御嶽」は琉球の社会,経済,行政,宗教的な規範の結果作り出された景観であり,それが現代社会の中でもアクティブな役割を維持していることが証明された。世界遺産に指定されているグスクや御嶽は幾重もの法律で保護されているが,沖縄にはまだたくさんの御嶽が残っており,開発によってその聖域が改変されたり,土地そのものが消滅していっている。今後はこれらの「文化的景観」の価値についてさらに調査を行いその保全についての研究を続けていきたい。}, title = {沖縄の御嶽の「文化的景観」としての価値と保全について}, volume = {28}, year = {2018}, yomi = {オヤドマリ, モトコ} }