@article{oai:edo.repo.nii.ac.jp:00000743, author = {董, 光哲}, journal = {江戸川大学紀要, Bulletin of Edogawa University}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本稿は取締役会,監査役会に対する大株主の影響力を中国の国有資本参加の上場会社120 社,非国有資本参加の上場会社120 社の「年次報告書」から得られたデータに基づいて,比較考察を行ったものである。特に,企業統治における大株主の影響力を,取締役会,監査役会と大株主との関連性に焦点を当てて,所有別にどのような共通点があるか,どのような相違点があるかを比較しながら考察を行った。  その結果,次のような点が明らかになった。(1)中国の上場会社において,国有資本参加企業だけではなく,非国有資本参加企業も集中的な株式所有構造になっており,多くの取締役が大株主から派遣されている。その中でも,筆頭株主からの派遣が最も多い。(2)国有資本参加企業は非国有資本参加企業より意思決定と業務執行の分離が進んでいる。(3)国有資本参加企業は非国有資本参加企業より多くの監査役が大株主から派遣されている。つまり,監査役会に対する大株主の影響力において,国有資本参加企業は非国有資本参加企業より強いと考えられる。  今後は,アンケート調査,インタビュー調査を含めた分析が必要だと考えられる。これらのデータを用いて実証分 析を行い,その結果と企業統治との関連性の解明を進める必要がある。}, title = {中国の上場会社における大株主の影響力に関する考察 ── 上場会社240 社の所有制別の比較分析──}, volume = {27}, year = {2017}, yomi = {トウ, コウテツ} }