@article{oai:edo.repo.nii.ac.jp:00000737, author = {遠藤 真名美 and 松田 英子 and 柴田 良一}, journal = {江戸川大学紀要, Bulletin of Edogawa University}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本研究では,Big Five の対人ストレスコーピングに及ぼす直接効果およびパーソナリティが認知的評価を介して対人ストレスコーピングに及ぼす間接効果について検討することを研究の目的とする。258 名の大学生が次の質問紙調査の記入に協力した。質問紙の構成は,① Big Five 尺度:外向性,情緒不安定性,開放性,調和性,誠実性の5 因子,②認知的評価尺度:コミットメント,影響性の評価,脅威性の評価,コントロール可能性の4 因子,③対人ストレスコーピング尺度:ポジティブ関係コーピング,ネガティブ関係コーピング,解決先送りコーピングの3 因子であった。重回帰分析から,ポジティブ関係コーピングには外向性,開放性,コミットメントが強く関係していること( 正の関係)が示された。ネガティブ関係コーピングには,調和性,脅威性の評価がより強く関係していること(正の関係)が示された。解決先送りコーピングには誠実性,コミットメント(強い負の関係),コントロール可能性(正の関係)が強く関係していることが示された。階層的重回帰分析から,対人ストレスコーピングそれぞれにおいて直接効果,間接効果がともに確認されたが,ポジティブ関係コーピングとネガティブ関係コーピングは直接効果の説明率が高く,解決先送りコーピングは間接効果の説明率が高かった。対人ストレスコーピングには,Big Five から直接コーピングを選択,Big Five から認知的評価を介して間接的に影響しコーピングを選択する2 つのパターンがみられることが明らかになった。認知的評価のうち,コミットメントが対人ストレスコーピングの全てにおいてみられており,コーピングの選択に重要な役割をもっていると考えられる。解決先送りコーピングはコーピングの柔軟性を示していると推測された。}, title = {Big Five パーソナリティが対人ストレスコーピングに及ぼす影響 ── 認知的評価媒介モデルの検証 ──}, volume = {27}, year = {2017} }