@article{oai:edo.repo.nii.ac.jp:00000733, author = {中村 真 and 薊 理津子}, journal = {江戸川大学紀要, Bulletin of Edogawa University}, month = {Mar}, note = {P(論文), 中村・松田(2013, 2014)は大学生を対象とする一連の調査研究において,大学不適応,大学満足,就学意欲に影響する要因を検討した。その結果,授業理解の困難さとともに大学への帰属意識の低さが大学不適応に影響する強力な要因であることを指摘している。また,「友人関係」および「入学目的の明確さ」は,「大学への帰属意識(大学への愛着)」を媒介して大学不適応の低さに影響しており,間接的な影響をもつことを示唆する知見を得た。  ただし,これまでの研究では,入学目的をはっきりとした目的があって大学に入学したのか,目的が曖昧なまま入学したのかという視点に絞って検討しており,大学生が具体的にどのような目的で入学したのかという問題は取り扱わなかった。  そこで,本研究では,大学生の入学動機がどのような要素からなるのか,そして,入学動機は大学適応にどのような影響を及ぼすのかを検討した。その結果,本研究の調査対象となった大学生は,「環境のよさ」「将来展望」「学問的探究」「自由・享楽」「世間体・同調」「出会い・集い志向」などの動機に基づいて大学に入学しており,このうち,「将来展望」と「環境のよさ」は就学意欲を促し,大学満足を高める傾向があることが示された。また,女子学生においては,「自由・享楽」と「知名度・評判」が就学意欲および大学満足に対して抑制的に影響する傾向が示された。さらに,「環境のよさ」は大学への帰属意識を媒介して間接的に大学不適応の低さに影響する可能性を示唆する結果が得ら れた。}, title = {大学適応に影響する要因としての入学動機に関する基礎的検討}, volume = {27}, year = {2017} }