@article{oai:edo.repo.nii.ac.jp:00000534, author = {米村 恵子}, journal = {情報と社会, Communication & society}, month = {Mar}, note = {P(論文), 近年, 環境については, 文学研究者が文学研究として環境の視点から作品を読む「環境文学」という領域が認識され, 研究が活発化している。文学研究を通して, 社会が孕む倫理的な問題に積極的にかかわり, 社会全体の意識を刺激し, 新たな意識を形成し, 警鐘を鳴らし, 社会的な課題の解決に文学ならではの役割を果たそうという意欲的な試みである。余暇についても, 「環境文学」のように, 文学研究者が余暇をめぐる今日的課題を意識し余暇に焦点を当てて作品を読み解く「余暇文学」の試みは成立しうるのではないか。環境同様, 余暇研究と文学研究の意識的なクロスオーバーが活発化すれば, それは, 余暇研究にも文学作品の読みにも, より豊かな膨らみや奥行きをもたらすのではないだろうか。 本稿の主題はこうした問題意識に立って設定されたもので, 複数の小説を通して, 生活や人生における余暇の意味や価値がどのように表現され位置づけられているかを読み解き, 余暇をめぐる今日的課題解決の一助とすることの有効性・可能性を探求する試みである。その際, ここでは特にワーク・ライフ・バランスという, 近年急速に注目されている考え方を視点に据えた。本稿は, ワーク・ライフ・バランス的視点を有した文学研究者の論文と, 小説におけるワーク・ライフ・バランスに関連する記述を探索し, 内容に対し若干の考察を加えつつ,「余暇文学」の可能性を模索したものである。}, title = {「余暇文学」の探求―ワーク・ライフ・バランスの視点から}, volume = {18}, year = {2008} }