@article{oai:edo.repo.nii.ac.jp:02000031, author = {土屋, 薫 and 須賀, 由紀子 and 藤田, 美幸}, journal = {江戸川大学紀要}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本研究では,大学生を起点とする「地域価値共有型まちあるきプログラム」(パイロット版)の開発を行った。プログラムでは,いつでも誰でも誰とでも,まちあるきを楽しみながら地域への関与が深めていけるよう,ICTを活用するものとし,地域情報の取得や双方向のコミュニケーション,ゲーミフィケーションのしくみの導入などを検討した。具体的には,ゲーム性の強い「クエスト型(目的達成型)」と,地域への共感を引き出す「物見遊山型」の2 タイプのまちあるきプログラムを開発して実施し,それぞれの特性,関与のしやすさなどを比較検討した。その結果,「地域に関わる技術」を「醸成」するという点からとらえたとき,「物見遊山型」では以下の3 点が明らかになった。それは第一に,「子どもの目線」を入れることで,地域を大切にする思いを作ることに寄与する可能性が示唆されたことである。そして第二に,「子どもの思いと大人の思いを共有する」というテーマ設定をしていたことで,偶発的な出来事でもまちあるきの風景として印象づけることができたことである。また第三に,ICT を使いこなしていくことによるまちあるきの可能性を確認することができたことである。また「クエスト型」では,限定された時間・空間の中で,個人の体験・エピソードの中に地域の魅力を焼き付けることができることがわかった。そして流山プログラムでは,こうしたマクロな視点とミクロな視点を結ぶ可能性が示された。今後プログラムを標準化する上では,ICT とそれ以外のリアルな方法論とのつなぎ合わせ方を見直す視点も検討課題となる。}, pages = {367--380}, title = {地域と関わる技術の醸成に関する考察-「ICT まちあるき」における地域愛着度の効果測定に向けて-}, volume = {34}, year = {2024}, yomi = {スガ, ユキコ and フジタ, ミユキ} }