@article{oai:edo.repo.nii.ac.jp:02000015, author = {関根, 理恵}, journal = {江戸川大学紀要}, month = {Mar}, note = {P(論文), 第二次世界大戦期の史料は,いまだ未整理である。本研究では,国際連合所蔵の公文書を中心に,第二次世界大戦期の文化遺産保護の状況を整理し,その実態を把握することを目標とする。本稿では,まず手始めに,武力紛争下における文化遺産保護の中心的組織であるUNESCO における第二次世界大戦への対応について,公文書を頼りに,その動向をひも解いた。研究の結果,現在,文化遺産保護政策の中心となっているUNESCO であるが,武力紛争下における文化遺産保護に関する活動は,創設期から組織の中長期計画立案をしていた初期始動段階では,ほとんど何も行っていなかったことがわかった。また,先行研究として名高いJiri Toman や Patrick J. Boyan ,Roger O’Keefe ,Francesco Francioni の研究に準拠して分析を試みたが,結局のところ,UNESCO の創設期から初期始動段階の1948 年までは,文化遺産保護に関する事項について戦後処理に関する施策・措置はほとんど行われておらず,また,UN と連携した文化遺産保護事業もなく,国際連盟時代の専門的な施策・措置も引き継がれて継続的に活動しているような状態でもなかったということが明らかになった。}, pages = {381--388}, title = {武力紛争時の文化財保護に関する研究 ―第二次世界大戦期を事例として―}, volume = {34}, year = {2024}, yomi = {セキネ, ヨシエ} }